「彼氏の車が軽自動車でした」「しかもデートはサイゼリヤ」は恥ずかしい? モテない車×SNS炎上ネタという強力コラボ、解決のカギはどこにある?

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20~30代女性1005人の調査で「男性に乗ってほしい車」トップはSUV38.0%、一方「乗ってほしくない車」1位は軽自動車38.8%。さらに「デートでサイゼリヤ」に賛否が分かれる背景には、消費行動や価値観の変化が影響している。軽自動車とサイゼリヤが映す現代社会の多様性とモビリティの未来を探る。

「コスパ消費」が象徴する価値観

ファミリーレストランのメニューイメージ(画像:写真AC)
ファミリーレストランのメニューイメージ(画像:写真AC)

 軽自動車は、実用性とコストパフォーマンスの高さから、若者や都市部の家庭で支持されている。特に日本では、維持費の安さや駐車スペースの小ささが生活に合い、多くの人にとって身近な選択肢となっている。一方で、軽自動車のイメージは一様ではなく、「経済的」「実用的」といった肯定的な評価がある一方で、「格好悪い」「安っぽい」といった否定的な偏見も根強い。

 サイゼリヤは、手頃な価格で美味しい食事が楽しめるファミリーレストランとして人気だが、「デートには不向き」とする声も少なくない。ネットを覗くと、

「デートでサイゼリヤに連れて行かれるのはイヤなんだよな~」
「デートでサイゼリヤに行き失望される男は将来性がない?」
「サイゼリヤでデートにいく男の大半は『あえて安い飯で試す』と悪巧みしておらず、安くてうまい最高の店だと思ってる」

といった記事や書き込みが目立つ。

 電子掲示板「ガールズちゃんねる」には、「結局サイゼリヤでデートってあり?なし?」というスレッドも立っている。そのなかには、

「先日サイゼリヤにランチで行ったら、カップルと思われる若い男女が隣のテーブルにいました。彼氏は楽しそうに話していましたが、彼女はずっと不機嫌で、無言で相槌をしているだけでした。私もサイゼリヤ好きだけど、デートで連れてこられたら正直ガッカリすると思います(笑)。あり派もなし派も理由を教えてください」

という投稿があり、それに対して、

「普通に嫌だけど、そんなふうに態度には出さないよ」
「若い時ならアリ。でも初デートでは嫌かな」
「10代ならアリ」
「付き合いたてならナシ。長く付き合っているなら身内みたいな感覚でアリ」

といったコメントが寄せられていた。

 軽自動車とサイゼリヤ。このふたつがデートのキーワードとなるとき、そこに表れるのは「実用性重視」の価値観と「特別感重視」の価値観の衝突だ。

 軽自動車とサイゼリヤの選択が「批判」や「話題」を呼ぶ背景には、若者を取り巻く経済環境の変化がある。日本では1990年代のバブル崩壊以降、賃金の伸び悩みや非正規雇用の増加が続いている。その結果、特に若年層では「コスパ」を重視した消費行動が定着している。

 さらに、若者が「所有」よりも「体験」を重視する傾向が強まるなか、車のブランドや高級レストランといった

「ステータス消費」

よりも、身近なコストで楽しめる選択肢を選ぶ傾向が顕著だ。軽自動車とサイゼリヤの組み合わせは、まさにこうした消費行動の象徴といえる。

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