Suicaが進化したら「改札」消滅? タッチ不要「ウォークスルー方式」に賛否両論! 位置情報活用で「行動バレる」「大きな改革」の声

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JR東日本は「モバイルSuica」を進化させ、位置情報を活用したウォークスルー改札を開発中。無人駅や混雑駅の課題解決に向け、データ活用や地域連携で新たな交通基盤構築を目指す。この次世代Suicaが描く「改札のない未来」に注目が集まる。

位置情報利用の課題と解決策

地方でも都心でも攻めの姿勢を見せるSuica(画像:JR東日本)
地方でも都心でも攻めの姿勢を見せるSuica(画像:JR東日本)

 2013年以降、法整備は進展を遂げてきたが、それでも「自分の位置情報を提供したくない」と考える利用者は一定数存在するだろう。こうした人々に対して啓蒙活動を行っても、完全に不安を解消するのは難しい。

 また、スマートフォンの位置情報機能をオンにすると電池の消耗が早いため、普段はオフにしているユーザーも少なくない。このような状況に対し、新しいSuicaはどのように対応するのかが、今後の焦点となるだろう。

 位置情報を活用しない利用者に対して、従来のタッチ&ゴー方式よりも簡便で先進的なサービスを提供できるかが、今後の課題だ。今回発表されたウォークスルー改札が重要な役割を果たすが、さらに

「ウォークスルー以外の新しい方式」

を確立することが、このプロジェクトの成否を左右するカギとなるだろう。

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