EVが内燃車に追いつく日! 2026年、所有コストが同等に――バッテリー急落&中古拡大が生む大転換点とは?

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EV市場に変化の波が押し寄せている。2026年にはバッテリー価格が82ドル/kWhまで下がり、所有コストが内燃機関車と同じ水準になる見込みだ。さらに2028年には、リース契約が終了したEVが28万台も中古市場に出回ると予測されている。補助金の動向や新車価格の下落が普及のカギを握る中、EVシフトの動きが本格化しそうだ。

2028~2029年、中古EV市場の大波

EV(画像:Pexels)
EV(画像:Pexels)

 リース契約が終了した後、ユーザーにはいくつかの選択肢がある。現在のリース契約を延長したり、リース終了後のEVを安く買い取ったりする人が多ければ、これらの中古EVが大量に中古車市場に流れることはないだろう。

 しかし、リポートによるとそれは起こりそうにない。過去2年間、新車EVの価格は着実に下がっており、この傾向は今後も続くと予想されている。

 ゼネラルモーターズは現在9台のEVを販売しているが、これらのモデルより手頃な価格のバージョンが複数台、近く販売される予定だ。さらに、BMW、ヒュンダイ、起亜、ステランティスなどからも低価格帯のEVが新たにラインアップに加わる見込みだ。

 実際、個人が新車EVに支払う平均価格は現在3万5900ドル(約557万円)で、2年前の2022年に比べて4万8500ドル(約752万円)から大幅に下がっている。

 また、コンパクトスポーツタイプ多目的車(SUV)などの平均的なEV車両のリース契約者にとって、契約を延長したり車両をローンで買い取ったりするよりも、同じカテゴリの新車EVをリースし直した方が月額費用が安くなると試算されているようだ。

 新車価格の下落に加え、今後のEVへの税制優遇が不透明であることを考えると、多くのリース契約満了ユーザーが新車EVのリースを結び直すか、新車EVを購入する選択をすることになりそうだ。

 さらに、現在EVを所有している人の94%が、次の車として

「再びEVを選ぶ可能性が高い」

と回答している。この事実を踏まえると、2026年頃から中古EVが市場に増え始め、その後2028年や2029年には、新車を選択した人々によって、さらに多くの中古EVが市場に出回るというシナリオが描かれる。

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