アルピナの未来、26年「BMW傘下」でどう変わる? 高性能EV&Mモデルとの差別化を考える
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2026年からBMW傘下に入るアルピナ。これまでの「スポーティーで快適」なチューニング哲学はどう変わるのか。新たなラインアップへの期待が高まる中、アルピナファンにとってはB3GTとB4GTの登場がラストチャンスとなる。
アルピナの歴史と成長の軌跡

本題に入る前に、アルピナの歴史を振り返ってみよう。
アルピナはもともと、ドイツ・バイエルン州でタイプライターなどの事務機器を製造していた企業だ。1961年、創業者の息子であるブルカルト・ボーフェンジーペン氏が、自身のBMW「1500」のキャブレターをチューニングしたことが、アルピナの始まりとなった。
ボーフェンジーペン氏が手掛けたエンジン性能は、すぐにドイツ国内で注目を集め、1964年にはBMWから高く評価されるまでに至った。その後、アルピナは
「BMW公認のチューニングブランド」
として認められ、BMWの車両保証が与えられた。
アルピナがコンプリートカー(ベースとなる車両を基に性能や外観の改良を加え、最終的に完成した状態で販売されるクルマ)の販売を始めたのは1978年で、1983年にはドイツ自動車登録局から自動車メーカーとして認定され、現在に至るまでBMWのコンプリートカーを製造し続けている。