障がい者送迎車で続く性犯罪 「GPS監視」強化はもはや必須なのか?
障がい者送迎車内での性犯罪は施設数の増加にともない、安全対策が急務となっている。ドライバーのバックグラウンドチェックや教育、GPS監視システムの強化が求められる。また、性被害に関する調査では、発達障がい者の35%が性的被害を経験していることがわかっている。再発防止のためには業界全体での取り組みが必要だ。
障がい者送迎車の危険性

警察庁小金井署は2024年10月16日、障がい者施設の送迎車で性的暴行を加えた疑いで、同施設に勤務していた71歳の非常勤職員の男性を逮捕した。
もし容疑が事実であれば、密室の車内でSOSを発しにくい社会的弱者を狙った犯行になる。
障がい者支援施設の送迎サービスは、
「保護者や利用者自身の負担を軽減する」
重要な役割を果たしており、利用者の立場やニーズを理解することが大切だ。
安全な送迎の在り方について考えてみたい。