ボーイング1万7000人削減の衝撃! 「B777X」も完成延期で、ストライキ1兆円損失で泣きっ面に蜂! 一体どこへ向かうのか?

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ボーイングは1万7000人の従業員を削減し、ストライキや安全問題によって厳しい状況に直面している。そのため、航空機製造の未来は危機的な状況にある。B777Xの納期が延期されたことで、航空会社は困惑し、最大76億ドルの損失が試算されている。また、エアバスにも受注が集中しており、需給が逼迫している。安全を重視しながら、経営の立て直しが期待されている。

すでに納品待ち

中国東方航空のボーイング737-8(画像:N509FZ)
中国東方航空のボーイング737-8(画像:N509FZ)

「ボーイングがだめならエアバスで」

といきたいところであるが、エアバスは旺盛な需要を受けていっぱいいっぱいの状態だ。直近では、中国の航空機リース会社が80機のA320Neoを発注したことが明らかになっているが、最初の納入は2030年とのことだ。また、フィリピンのセブパシフィック航空は、70機のA321Neoを発注している。

 日本航空機開発協会による主要民間輸送機の受注・納入状況によると、2024年9月末現在における残高は、

・B737MAXシリーズ:5184機
・A320シリーズ:2980機
・A321シリーズ:4692機

となっている(出典は日本航空機開発協会)。B737MAXシリーズとA320・A321シリーズは、今現在需要が最も高い座席数200席前後の、近・中距離旅客機であり、ボーイング、エアバスいずれにとっても“稼ぎ頭”といっていい。A320・A321シリーズの2023年の納入機数を見ると、

・A320シリーズ:247機
・A321シリーズ:317機

であり(同出典)、残を解消するには単純計算で

「10年以上」

かかることがわかる。もちろん、エアバスは2026年までにA320ファミリーの生産を1か月あたり75機に増やすとしている。しかしながら、エンジンなどサプライヤーの生産能力次第で未達となる可能性が残されているのが気になるところだ。

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