ボーイング1万7000人削減の衝撃! 「B777X」も完成延期で、ストライキ1兆円損失で泣きっ面に蜂! 一体どこへ向かうのか?
ボーイングは1万7000人の従業員を削減し、ストライキや安全問題によって厳しい状況に直面している。そのため、航空機製造の未来は危機的な状況にある。B777Xの納期が延期されたことで、航空会社は困惑し、最大76億ドルの損失が試算されている。また、エアバスにも受注が集中しており、需給が逼迫している。安全を重視しながら、経営の立て直しが期待されている。
航空会社への大きな影響

次から次へと出てくるボーイングの報道の一方で、頭を悩ませる航空会社もある。
ドイツのルフトハンザ航空は、B777Xを導入し2021年からB747の置き換えを計画していたが、もちろん進んでいない。現在もB747-400とB747-8のふたつのタイプを使用している。
このうちB747-400は、平均して24年以上使用しており、設備のアップグレードがままならず、燃費が格段に異なるため経済的な負担が続く見通しだ。現時点では、B777Xの納品遅れにより損失は明らかにされていないが、経営計画に影響を及ぼすのは間違いないだろう。
機体の安全確保やストライキによりB737MAXの納入が遅れており、航空会社が新たな機体を確保できない状態が続いている。ライアンエアーは、ボーイング機を主として運用している欧州最大の格安航空会社である。機材不足により乗客数の目標を修正しなければならなくなり、薄利多売の格安航空会社にとっては厳しい状況には違いない。
ユナイテッド航空は、非常扉脱落にともなうB737MAX9飛行禁止措置により2億ドルの追加費用が生じたが、B737MAX10の納入遅れの影響も受けておりふんだりけったりだ。また、米国の格安航空会社であるサウスウエスト航空も、B737MAXシリーズの納品遅れにより、輸送能力の見直しおよびフライトスケジュールの見直しを余儀なくされていた。