「翌日配送」が当たり前の時代なのに 小学校が“物流教育”を取り入れるワケ
ECサイトを利用したネットショッピングがライフスタイルの一つとなる中で、物流の仕組みを子どもたちに学んでもらおうという取り組みが進んでいる。
子どもの方が物流に詳しい時代へ

2020年度に改訂された小学校の学習指導要領では、社会科において、「現代社会の仕組みや働きと人々の生活」の中で「交通網の広がり、外国との関わりなどに着目して、貿易や運輸の様子を捉え、それらの役割を考え、表現すること」(小学校学習指導要領、2017年告示)と記載されている。
国土交通省も経済活動や災害時の物流の役割を学ぶ機会を増やそうと働きかけを行い、その結果が形となった。
無数のECサイトが存在する現代社会では、物流は子どもになじみのあるテーマとも言える。授業内で取り上げられることで、商品管理や消費者に届くまでの流れだけではなく、物流業界の努力や進歩も理解でき「配達が早いのには理由がある」ことを実感できる。
また地域のトラック協会による出前授業を行っている小中学校もあり、実際にトラックの車内を見たり荷物を運んだり荷台に載せたりなどの作業も行い、運輸や物流を体感する取り組みも行われている。
仕事内容を知ってもらうことは興味関心を持ってもらえる絶好の機会。物流業界の慢性的な人手不足を長い目で見て改善させる狙いもある。