小田急ロマンスカーの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない【リレー連載】偏愛の小部屋(2)

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都市工学者が愛する小田急ロマンスカーの魅力。展望席からの風景と連接車の技術革新を称賛し、小田急のブランド力と歴史的な重みを語る。

やばいポイント4「展望席」

LSE7000形(画像:小田急電鉄)
LSE7000形(画像:小田急電鉄)

 そして、何といってもロマンスカーといえば展望席である。1963(昭和38)年にデビューしたNSE3100形から、LSE7000形、HiSE10000形、VSE50000形と、

「連接構造と展望席があってこそロマンスカー」

と呼ばれてきた。現在のGSE70000形は連接構造でなく残念だが、4列16席の展望席は常にプラチナチケットである。展望席からは、

・新宿都心部の風景
・東京や神奈川の住宅地の移り変わる風景
・湘南エリアの自然
・富士山
・箱根の風景

などを心ゆくまで楽しむことができる。ほかのロマンスカーや通勤車両とすれ違うのも楽しみのひとつだ。

 展望席に座ると、カメラを向けるファンや乗客が多いことに気づく。憧れの存在であり、注目されていることの証しだ。車掌が子どもたちにロマンスカーの説明をしたり、ロマンスカーのカードをプレゼントしたりするほほえましい光景も見かける。こうした光景を目にすると、展望車・展望席が乗客にとって特別な存在であるだけでなく、運転士や車掌にとっても特別な存在なのだと実感する。いわば、小田急電鉄の誇りなのだと感じる。

 筆者の周りには、GSE70000形の次は「展望席+連接車」を待ち望んでいる人がたくさんいる。ロマンスカーの伝統を感じさせる新車にも改めて期待したい。

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