大阪ミナミが開発ラッシュ! 2031年「なにわ筋線」開業控え、何が開発をそこまで急がせるのか?
大阪・ミナミの繁華街では、2031年のなにわ筋線開通に向けて大規模な開発が続いているが、訪日外国人観光の復活で街は活況を呈している。開発ラッシュの原動力は何か。
広場や複合施設が次々に登場

南海難波駅に隣接する商業施設「なんばパークス」南側では、ホテルと店舗、オフィスの複合施設となる「なんばパークスサウス」(浪速区難波中)が2023年7月、グランドオープンした。515室を持つタイの高級ホテル「センタラグランドホテル大阪」を核に多くの訪日客を集めている。
南海難波駅北側には2023年11月、約6000平方メートルの広さを持つ「なんば広場」(中央区難波)が、大阪市などによってオープンした。タクシー乗り場や車道があった場所で、椅子とテーブルが置かれ、市民や訪日客が思い思いの時間を過ごしている。
駅前広場からなんさん通りを入ってすぐの難波センタービル(中央区難波千日前)周辺でも再開発の動きがある。
・関電不動産開発
・南海電鉄
・大阪メトロ
が関西空港への好アクセスを生かし、訪日客の受け皿となる施設整備を検討している。関電不動産開発は
「内容を公表できる段階でない」
としているが、難波センタービルは全テナントが退去済み。周辺を含めた約1haは4月、「難波千日前地区」として大阪市から都市計画の地区計画決定を受けている。
千日前通沿いでは、地下約50mになにわ筋線の南海新難波駅(仮称、浪速区難波中)が整備される。今はなにわ筋線開業に向け、準備工事が進んでいる段階だ。
ミナミは土地の所有が複雑なため、開発が進まなかったが、訪日客がミナミの景気を支えている状況から、大規模開発に同意する地権者が増えてきたという。大阪市の交通網を一変させる可能性を持つなにわ筋線の整備も影響している。