トヨタ「ウーブン・シティ」着工から1年 地元の評判はどうなのか? さりげなく聞いてみた

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2025年の入居開始を予定している静岡県裾野市の「ウーブン・シティ」。ウーブン・シティは地元民からどのように見られているのか。話を聞いた。

地元民はどう見ている?

裾野市(画像:(C)Google)
裾野市(画像:(C)Google)

 Kさんは両親の介護などのため、月に2度ほど裾野に帰省している。裾野市とはどんなまちなのだろうか。

「裾野市は、東地区・西地区・富岡地区に大きく分けられます。ウーブン・シティができるのは富岡地区で、勉強のできる子どもが多いイメージがありますね。実際に聞いてみると、そのような子どものお父さんはトヨタに勤める技術者だったということが少なくなかったです。また、勉強のできる裾野の子どもは、沼津の高校を選ぶことが多いのですが、これも富岡地区からの希望者が多かった印象があります。もちろんこれは私の感想で、そうではないケースもありましたし、高校時点から東京に進学した人もいたような記憶があります」(Kさん)

 ウーブン・シティへの思いも聞いてみた。

「実は私の親族も東富士工場で働いていたので、工場がなくなることに寂しさはありましたが、新しくなる楽しみもあります。ただ、普通に生活していると、地元とそれほどかかわりがないかなとも思いますね。まだ全貌が明らかになっていませんし、わざわざ歩いて見に行こうという感じでもないですから」

 ただ、年が明けて少しだけウーブン・シティに親近感を覚えたことがあったという。

「俳優の香川照之さんが出演している『トヨタイムズ』のテレビCMが放送されたとき、見慣れた裾野市役所の内部が映ったんです。近所のお年寄りの間でもうわさになっていて、まちづくりの本質からは離れているかもしれませんが、ちょっとうれしくなりましたね」
 また、最後に以下のことも話してくれた。

「自動車をひとり1台所有している裾野のような田舎に住んでいると、カーシェアリングはなかなかイメージしづらいですね。そんなこと本当にできるの? というのが正直な感想です。同じ市に分断が生まれてしまうという懸念も少しあります。例えそうであっても、テレビCMを喜んでいる人はたくさんいるので、あちらが上手にこちらを巻き込んで、またこちらもうまく巻き込まれながら、裾野がウーブン・シティとともによりよく変わっていけたらと思っています」

 まちづくりに地元民の目線は欠かせない。ウーブン・シティの全貌はまだ明らかになっていないが、期待は募るばかりだ。

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