旅行業界が血眼ウォッチ! 経済効果「7700億円」を生み出す米超人気歌手とは
調査会社バーンスタインのアナリストによると、テイラー・スウィフトのツアーは、航空会社、ホテル、宿泊を含む米国の旅行業界に12億ドルの増収をもたらすと推定されている。
スウィフトの恩恵を受ける旅行業界

スウィフトのツアーに話を戻そう。彼女のツアーは、世界五大陸をまたにかけ、150以上のショーを行う。2023年3月に始まり、2024年の冬まで、スウィフトは世界中を縦横に移動する。
観客はコンサート会場がある都市へと旅をして、その都市に滞在する。スウィフティとして衣装を準備し、グッズを買い、ホテルに泊まるのだ。彼女のショーを見るために、ひとりあたりが費やすのは
「約1300ドル(約20万円)」
と見積もられている。
調査会社バーンスタインのアナリストによると、航空会社、ホテル、そして民泊などを含む米国旅行業界で、その増収額は12億ドル(約1850億円)に上ると推定されている。
スウィフトのツアーを誘致した米国の都市は、ホテル客室利用が7%以上増加している。6月に彼女のツアーがシカゴに来た際は、客室稼働率がシカゴ史上最高の97%に達したそうだ。
バケーションレンタル(物件の短期レンタル)業界にもその影響は及んでいる。米国大手エボルブ社は、スウィフトの2024年ツアー日程における平均レンタル日額が2倍以上になっていると発表した。
スウィフトのツアーの評判は日程が進むにつれどんどん上がるため、2023年のショーを見逃した多くのファンが、わざわざ開催地へ旅行し、2倍の宿泊料を支払ってまで彼女のショーを見ようとするのだ。しかも、通常なら旅行先に選ばないような地方都市であってもその需要の高まりは止まらない。スウィフトのツアーが、消費者に旅行をさせる機会を生み出しているのだ。