北区の「Kバス」に乗って“区役所カレー”を食べに行ったら、コレが絶品だったんです【連載】町バスに乗って(6)
役所の食堂が大好きな筆者が、コミュニティーバス「Kバス」に乗って、北区役所へ向かう。
役所食堂の魅力

筆者(下関マグロ、フリーライター)は、役所の食堂が大好きだ。
初めて行ったのは予備校に通っていたときだった。地方の市役所の食堂が一般開放されていると知って、結構うれしかった。そして何より、値段の安さに引かれた。普段は一番安いカレーライスを食べていたが、お金があるときはカツ丼も食べたような記憶がある。
上京してからは、区役所の食堂で食事をした。最初は住んでいる区の区役所の食堂だったが、散歩関連の原稿を書くためにあちこち歩くようになってからは、いろいろな区の区役所の食堂を訪ねた。
東京23区の区役所食堂はそれぞれ特色があり、食べるのが楽しくて、しばらくはいろいろな区役所の食堂を食べ歩いていた。
慣れない区の区役所に行くには、コミュニティーバスが便利だと気づいたのはつい最近のことだ。コミュニティーバスは、自治体などが地域住民のために運行するバスである。路線バスのように幹線道路を走るのではなく、住宅街の細い道を走るのが特徴だ。
地域住民のために運行されるため、区役所やその近くに停車することが多い。