平成「国産スポーツカー」が1000万円超え? 海外の中古市場で超高騰も、ゆえに盗難リスク増加という逆転皮肉
1980年代、1990年代の国産スポーツカーが海外で高値で取引されている。なぜだろうか。
25年ルールで次の人気車種も高騰中

「25年ルール」とは、米国で輸入車に課される規制のなかのルールである。例外規定である25年ルールによって、国産中古車の輸入が認められている。
米国では、海外から輸入される車を規制する法律があり、米道路交通安全局(NHTSA)の定める法律に適合しない車は輸入できない。輸入するためには、安全基準などに適合するように改造しなければならない。米国では左ハンドル車しか認められていないため、特に日本車の輸入には大きな障害となっている。
しかし、例外として製造後25年を経過した車は規制対象外と規定されており、右ハンドルの日本車も米国に輸入できる。この規定により、1980年代から1990年代にかけて製造された25年以上経過した車の輸入が可能となり、それまで欲しくても手に入らなかった日本の中古車の米国での価値が大きく高まったのだ。
2024年現在、25年ルールは1999(平成11)年程度まで対象が拡大されているため、価格が高騰する中古車にも変化が生じている。
前述のスカイラインの場合、R32型に続いて1995年にR33型GT-R、1999年にR34型GT-Rが登場しており、R34型GT-Rが解禁されたことで一気に価値が上がりそうだ。特にR34型GT-Rは、映画などにも登場しているが、スカイラインGT-Rシリーズの最終モデルということで人気が高い。GT-Rはその後、2007年にスカイラインとは別のモデルとして登場した。
そのため、日本では1999年以降に製造されたスポーツカーは買い取り価格が高騰することが予想されるので、オーナーは注視しておいたほうがいいかもしれない。