お笑いコンビ「尼神インター」解散! 交通メディアの立場から“インターチェンジ”目線で謝意を表します
人気お笑いコンビ・尼神インターが解散した。今回は、彼らの新たな門出を祝福するとともに、出身地である尼崎市と神戸市について解説する。
尼崎と神戸、要所のIC

両市にあるICは次のとおりだ。
●尼崎市
・名神高速道路(以下、名神):尼崎IC
・阪神高速IC
●神戸市
・中国自動車道(以下、中国道):神戸三田IC
・山陽自動車道(以下、山陽道):神戸北IC
・阪神高速IC
さらに神戸市には、新名神高速道路の終点であり、山陽道の起点であり、中国道にも接続する神戸ジャンクション(JCT)があり、まさに交通の要衝である。
名神の尼崎ICも、関西の交通の要衝である大阪府吹田市の吹田JCTの終点側にある。そのため、尼崎市やその周辺に向かう人たちのためのICとなっている。ちなみに、尼崎ICの次は名神の終点である西宮ICだ。
阪神高速は3号神戸線が通っており、尼崎市内にはいくつかのICがある。ここから大阪市内や神戸市内に向かうことができる。首都高速道路と同様、阪神高速は関西圏内の移動に非常に便利な高速道路である。
神戸市内にも、阪神高速3号神戸線、7号北神戸線、31号神戸山手線など、さまざまな路線が走っており、数多くのICがある。これらの路線は、神戸市から周辺都市への主要な交通手段となっている。
中国道と山陽道のICの“立ち位置”も意外に大きい。
中国道の神戸三田ICは、神戸JCTと中国道の舞鶴若狭自動車道との分岐点である吉川JCTの間にある。中国道は起点から吉川JCTまでが3車線区間なので、神戸三田ICは3車線区間の最後のICとなる。
山陽道の神戸北ICは、山陽道の最初のICである。神戸北ICは、有料道路である六甲北有料道路に直結しているだけで、一般道路との接続はないが、六甲北有料道路は神戸市東部、神戸港、神戸空港などへのアクセスを提供しているため、重要であることに変わりはない。