HVの代名詞「プリウス」 その人気を押し上げたのは、なんと“ハリウッドスター”だった!【リレー連載】ハイブリッド・ア・ゴーゴー!(4)
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欧米主導の急進的EVシフトが風前のともしびとなり、再びハイブリッド車に注目が集まっている。本連載では、ハイブリッド車の進化と市場の変化をわかりやすく紹介。その魅力が今後の持続可能なモビリティにどうつながっていくのか、データを交えて解説する。なお、連載名の元ネタは、1965年から1966年まで放送されていた米音楽バラエティー番組「ハリウッド・ア・ゴーゴー」である。
トヨタの成功戦略

環境保護団体が自腹を切ってプリウスを買ったわけはないので、トヨタがスポンサーになっていたことは容易に想像できるが、結果は予想以上だった。
プリウスは同じ年の後半に2代目にモデルチェンジするのだが、発表の場として選ばれたのはニューヨークだったのだ。その席で当時のトヨタ社長・張富士夫氏は、
「俳優のレオナルド・ディカプリオさんにも乗っていただいている」
とコメントした。その席では初代が6年間で12万台販売されたことも明かされた。2023年日本国内だけで約10万台売れたことを考えれば、低迷していたことがわかるはずだ。
トヨタもそれはわかっていて、2代目では5ナンバー枠に収まっていたボディサイズを拡大するとともに、
「トライアングルシルエット」
と呼ばれたスタイリッシュなフォルム、進化したハイブリッドシステム「THSII」を与えるなど、世界を見据えた内容に仕立てていた。