最近のSUV「威圧的すぎ」 今月発売のホンダ「WR-V」はそんな悩みを解決してくれる、地味&シンプルな優秀車だ!

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3月22日、ホンダWR-Vが発売される。メカニカルな面では、1990年代に戻ったかのような限りなくシンプルなクルマだ。どのような層を引きつけるのだろうか。

価格と性能の見事な調和

WR-V(画像:ホンダ技研工業)
WR-V(画像:ホンダ技研工業)

 繰り返しになるが、どんなクルマでも重要なのは、そのクルマが生まれた動機であり、WR-Vの場合は、日本の販売企画部門が立ち止まって、やや肥大化しがちなクルマのスペックを振り返ってみたのかもしれない。

 その結果、本来はアジアパシフィック地域向けのモデルが、売り方次第では日本での新商品になり得るという結論に至ったのではないか。販売企画部門からのガッツポーズが想像できる。

 走行性能は必要最低限が担保されていれば問題ない。しかし、安全性能は最新のスペックにきちんと準拠していなければならない。たくさんの装備はいらない。なにより価格が安いのはありがたい。クルマに求める条件が明確に決まっているのは、こういう人たちだ。これは若者に限らず、

「最近の機能満載のクルマに飽きたベテラン」

の好みにも合うかもしれない。WR-Vはそう感じさせてくれたといっていい。

 個人的には、黒を基調とし、余計な装飾を排したインテリアも気に入っている。その点では、1990年代のベーシックカーをほうふつとさせる“道具感”あふれる空間といえる。

 つるしの状態でのシンプルさは、アフターマーケットのパーツ市場がいつまでも放っておかない。SUVだからといって本格的なアウトドア活動をするつもりはない。それでも、日帰りや1泊のキャンプを楽しめるクルマであってほしい。そんなライトユーザーにとって、このクルマのキャラクターと価格はとても好ましい。

 シンプルイズベスト。このクルマがさまざまな市場を刺激することを期待したい。

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