最近のSUV「威圧的すぎ」 今月発売のホンダ「WR-V」はそんな悩みを解決してくれる、地味&シンプルな優秀車だ!

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3月22日、ホンダWR-Vが発売される。メカニカルな面では、1990年代に戻ったかのような限りなくシンプルなクルマだ。どのような層を引きつけるのだろうか。

「若者のクルマ離れ」対応可

2024年1月度。四輪車 生産・販売・輸出実績(画像:ホンダ技研工業)
2024年1月度。四輪車 生産・販売・輸出実績(画像:ホンダ技研工業)

 ホンダがアジアパシフィック地域、特にインドでシンプルなメカニズムのモデルを開発・販売するのは理解できる。前述したように、同地域のユーザーの嗜好に合ったモデルであることを考えれば当然だ。

 しかし、そのようなモデルをあえて日本で売ろうとした経営戦略の背景には何があったのだろうか。ここでひとつ思い浮かぶのは、大都市圏の

「若者のクルマ離れ」

である。

 彼らはクルマに興味がないわけではない。しかし、人気車種は価格が高いし、買ったとしても月々の駐車場代などの維持費がかかる。それなら、公共交通機関を利用すれば満足というわけだ。

 若者のクルマ離れとひとくくりにしたが、その内容はさまざまだ。もしかしたら、自分が買える価格帯で気に入ったクルマがあれば、購入を検討する――そんなユーザーもいるかもしれない。今回のホンダの戦略の裏には、一種の“スキマ市場”を開拓しようという意図が垣間見える。

 実際、WR-Vの性能には、公平な視点から見ても好ましい点が多い。現在のSUVは、デザイナーが

「ボディをダイナミックに見せる」

ことにこだわりすぎるためか、

・大きなフロントグリル
・威圧的なヘッドライト

が与えられることが多い。もちろんWR-Vもそのセオリーから逸脱しているわけではないが、エクステリアデザインはどちらかというと地味だ。

 ブラックアウトされたフロントグリルや同じくブラックで処理されたフェンダーアーチガードは、昔の欧州車をほうふつとさせる。いい意味で“道具感”のあるスタイルだ。

 これらのデザインはヴェゼルにも見られるが、WR-Vはさらにシンプルさをアピールすることで、ヴェゼルとの差別化を図っているようである。

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