信号ないのに「ラウンドアバウト」が右折事故を減らせる理由
ラウンドアバウトとは、信号機のない円形の交差点のことで、左折で進入し、「時計回り」に走行し、目的地で左折して退出する。今回は、右折事故とラウンドアバウトの安全効果についてリポートする。
死角解消で視認性向上

画像の茨城県警「交通安全かわら版」では、視野の観点から右折の危険性を解説し、斜めに近い軌道を右折する場合に特に死角が大きくなることを示している。
今回体験したラウンドアバウトの場合、左折で一回りした後、ほぼ直線の軌道で右折することが可能だった。画像のような正しい右折と同等か、それ以上の視認性のよさを感じた。
通常の交差点での右折は直進車に注意を払う場面が多く、ラウンドアバウトは曲がる前に余裕を持って歩行者を認識しやすいというメリットがある。
また、右折待ちの後続車へのプレッシャーも感じにくい。実際、国土交通省のラウンドアバウト導入に関する検討でも「右折事故の軽減効果」がうたわれており、その効果は推して知るべしである。
次に、ラウンドアバウトを利用した右折について、別の視点から考えてみたい。それは、
「人は複数の注意を向けられる有効視野の範囲が狭い」
ことと関係している。有効視野は近年提唱された概念である。実際、ホンダはその関連性を明言している。