活況の物流不動産ビジネス、マーケットはどう成長してきたのか?【短期連載】素人に倉庫ビジネスは可能か(1)

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隣の芝生は青く見えるものである。話題になっているビジネスがあれば、そこに参入したくなる人が現れるのも無理はない。今回は、最近、筆者のもとに寄せられる倉庫ビジネスへの参入について、素人ができるのかを考える。

投資ビジネスとして見た、物流不動産ビジネスの魅力

 投資として考えた際、利回りの良さも、物流不動産ビジネスの魅力として挙げられる。私のもとに「倉庫ビジネスに参入したい」と言ってきた人のほとんどが、このことを知っていたことを鑑みると、むしろ物流不動産投資の利回りこそが、「青い芝生」の最たるものと言えるかもしれない。

 世界的な不動産会社の米ジョーンズ・ラング・ラサールが日本を対象に行った調査によると、物流施設に対する、最新(2021年)の投資利回りが3.2%。対してオフィスの場合は、2.3%とされている。以前ほどの利回りは期待しにくいものの、依然として魅力のある利回りを期待できるのだ。

「やはり新規参入するのに、とても魅力的なビジネスに思えるのだけれども」──と思うかもしれないが、勘違いしないでほしい。ビジネスの魅力と、参入障壁の高さには直接的な関係性はないし、むしろ魅力的なビジネスほど、素人がおいそれと参入することを許さない理由があるものだ。

 次話では、鉄工所経営から、総合不動産業に転身し、物流不動産を手掛けるアライプロバンスへの取材、同社が物流不動産ビジネスにかける覚悟とともに、本稿のテーマである「素人に倉庫ビジネスは可能なのか?」を深耕していきたい。

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