NEXCOのサービスエリアにある3社の「ビミョ~な違い」をご存じか
高速道路を上手に利用するためには、管轄エリアの微妙な違いを理解する必要がある。本稿ではこれを解説する。
管轄エリアの基準
前述のとおり、NEXCOは3社にわかれているため、管轄エリアの境界が存在する。ここでは、その決め方について説明する。
NEXCO東日本は
・関越自動車道(関越道)
・東北自動車道(東北道)
・常磐自動車道
を管轄し、NEXCO中日本は
・東名高速道路(東名)
・中央自動車道(中央道)
を管轄している。一見すると、路線ごとに管轄エリアがわかれているように見えるが、必ずしもそうではない。
例えば、NEXCO中日本は名神高速道路(名神)の八日市インターチェンジ(IC、滋賀県東近江市)までを管轄し、NEXCO西日本は同IC以西を管轄している。北陸自動車道も朝日IC(富山県朝日町)を境に、新潟方面はNEXCO東日本、米原方面はNEXCO中日本が管轄する。
つまり、1社が管轄する路線もあれば、中間地点で管轄エリアの境界がある路線もあるのだ。