オスプレイ墜落で遂に国内初の死者 「墜落」を「不時着水」にすり替えた政府は本当に原因究明できるのか?
屋久島空港付近、陸から近い海上にオスプレイが“墜落”した。今回の事故は空港への緊急着陸を試み、その途上で制御を失って海面に“墜落”したのであって、緊急着水を試みていたわけではない。
火災リスクの潜在的影響

こうした不時着陸について、米軍は具体的な理由を詳しく説明していないが、
・機体操縦系統の作動油圧低下
・エンジン潤滑オイルの漏えい
・異物検知
など、不具合警報に従った措置としての着陸が多いようだ。
今回のCV-22オスプレイ“墜落”事故も、こうした不具合による緊急着陸の延長上にある。警告灯が点灯する機体不具合が生じた場合、速やかに着陸できれば“墜落”には至らずに済むことも多いが、それが火災のような致命的事態に発展し、着陸に至る直前に“墜落”したのが今回の事故である。
パイロットが緊急着陸を宣言した時点でなにが起きていたのかは現在のところ不明だが、機体が横転する前に火災を起こしていたとすれば、火災による
・機体構造の損傷
・操縦系統の機構や電気配線の焼損
などの可能性があり、火災の原因が問われることになる。
これまでの不時着事例にもあるオイルなど油脂の漏えいも、それらがエンジンの高温部に触れれば、
「火災を起こす危険」
のある事態である。そうした漏えいが起こらないよう、系統の配管には閉止弁などの安全機構が設けられるし、漏えいした油脂が高温部に触れないように機器配置を配慮するなど、設計の段階でさまざまな工夫が行われているが、完璧を期すことは困難だ。