迷惑なだけじゃない 「違法駐車」が日本経済に及ぼす悪影響をご存じか

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違法駐車摘発件数は減少傾向にある。ただ、そのなかには悪質なケースもある。データでは可視化されにくいそれらに対し、どのように対策していくのが賢明なのか。

問題緩和のきっかけ

駐車場の整備状況。2011年度末~2020年度末(画像:警察庁)
駐車場の整備状況。2011年度末~2020年度末(画像:警察庁)

 例えば、パーキングメーターの

・利用時間を10分単位に細分化する
・利用金額も場所に応じて幅を持たせる

などだ。

 繁華街から離れた場所などは安く利用できるようにすれば、喜んで利用するドライバーもいるだろう。その上で、他の交通に及ぼす影響が少ない箇所では数時間まで認めるなどの柔軟な運用はできないだろうか。

 ちなみに、パーキングメーターのなかには利用者が少ないことを理由に撤去される例もある。そうした箇所では長時間駐車も認めるとすれば利用者が現れる可能性も高い。

 もちろん、時間超過などについては厳罰とすることは大前提である。そのほか、必要に応じて周辺の民間駐車場との連携を強化するのもありだろう。迷惑駐車を減らした上で、

「駐車場ビジネス」

に新たな道が開ける可能性もある。

 ドライバーの心理を深読みし、より他の交通に対して悪影響が少ない場所へと駐車を誘導する。その上で新たなビジネスチャンスまで創造する。そうした積極的な取り組みこそが、大都市での駐車問題を緩和するきっかけになるように思える。

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