新型ホンダジェットが「米国富裕層」の心を鷲掴みにするワケ 単独パイロットの夢実現か
ホンダエアクラフトカンパニーは2021年、「ホンダジェット2600コンセプト」のモックアップを公開していた。これが今回発表された機体だ。最大離陸重量が8t級になると見られる。
クラスアップを目指すホンダ

ホンダエアクラフトカンパニーは好調なデビュー作HA-420に改良を加え、これまでホンダジェット・エリート、エリートIIを発表してきたが、2021年には米国のビジネス航空機展示会(NBAA-BACE)で「ホンダジェット2600コンセプト」のモックアップを公開していた。これが、今回製品化が発表された機体である。
ホンダジェット2600は最大離陸重量が8t級になると見られ、HA-420が属するVLJカテゴリーよりは一回り大型の、いわゆる
「小型ジェット(Light Jet = LJ)」
クラスに相当する。
このLJクラスでは、サイテーションCJ4(セスナ525)が世界的なベストセラー機種で、そのほかにブラジルのエンブラエル・フェノム300や、スイスのピラタスPC-24といった競合機がある。
こうした競合機に対してホンダジェット2600は、HA-420がそうであったように、ひとクラス上の性能を目指している。とりわけ特徴的で重要なのは、計画名称である2600の由来となった2600ノーチカル・マイル(約4815km)を超える最大航続距離だ。
2600ノーチカル・マイルの航続距離は米国大陸を横断できることを意味するが、これは既存のLJクラス機ではなかなか手が届かない。さらにその上のミッドサイズと呼ばれる、サイテーション・ソブリン(セスナ680)などに匹敵する性能である。