ガソリンスタンド「30年で6割減」 “EV普及”は存続への逆風となるか、はたまた追い風か? 未来を展望する

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減少を続けるガソリンスタンド。EV台頭で今後、その姿はどのように変化を遂げるのか。

セルフ式は全体の「約35%」

出光興産のガソリンスタンド(画像:(C)Google)
出光興産のガソリンスタンド(画像:(C)Google)

 ただし近年は、多少の増減こそあれ基本的には安定傾向にある。

 依然として減少傾向ではあるものの、2022年の時点で前年からの減少割合は2%以下である。これらをブランド別に見ると現時点で最も数が多いのは全店舗数の半数である約1万2000店を数えるENEOS。それに次ぐのは出光興産だ。

 出光は傘下に収めた昭和シェルブランドのガソリンスタンドの整理を進めている。将来的には出光と昭和シェルを統合した新たな「アポロステーション」ブランドに一本化するといわれている。

 ちなみに、1998(平成10)年から認可されたセルフ式のガソリンスタンドが全スタンドに占める割合は現時点で

「約35%」

といわれている。地域によってはほとんどがセルフというところもあり、今後はその割合も増えていくことは間違いない。

EV次第で揺れる未来

ENEOS Charge Plus(画像:春日井燃料)
ENEOS Charge Plus(画像:春日井燃料)

 さて、基本的には店舗数が減少傾向にあるガソリンスタンドの未来はどうなるのだろうか。ここでの懸念はやはり

「電気自動車(EV)の普及次第」

でその未来像は大きく変わるということだろう。

 EVにとって、ガソリンスタンドは基本的に必要ない。もちろんタイヤのエアチェックや洗車などで必要となる場合もあるが、それらは他の場所でも行える。今後EVの普及率次第ではガソリンスタンド減少にさらに拍車が掛かることは容易に想像できる。ただし、既存の内燃機関車やハイブリッド車の生産/販売が継続される限り劇的に変化することはあり得ない。

 もうひとつ、これは以前からいわれているが、ガソリンスタンドの営業形態の大幅な変更である。具体的には

「EV用の急速充電設備の併設」

となる。

 これは誰しも一緒になっていれば便利だと思っている一方、現実にはほとんど実現していない。

 ただ、既存のガソリンスタンドにEV急速充電設備を併設した「ENEOS Charge Plus」が少数ながら稼働している。この業態は今後拡大していく計画で、現時点において日本国内で最も店舗数が多いENEOSだけに将来性にも期待できるだろう。

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