JAL「景品表示法違反」の疑い 文春報道に見る“高額マイル付与”という終わりなき魔力

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文春オンラインが4月19日、「〈あら不思議!! 1万マイルが貯まっちゃいます♪〉JAL子会社のマイル付き旅行商品に景品表示法違反の疑い JALは謝罪」という記事を配信し、話題を呼んだ。問題の本質は何か。

飛行機好きを引き付けるマイル

羽田空港(画像:写真AC)
羽田空港(画像:写真AC)

 ただ、今回の問題は、マイル収集でステータスを得ようとする「マイラー」の興味を引かないかもしれない。特別ラウンジの使用、特別カウンターによるチェックインといった優遇措置を受けるためのマイルは、飛行機の搭乗回数・距離によって付与されるからだ。

 この観点からすれば、1万マイルがそのためのものとして付与されるなら、マイラーから支持を得られるだろう。搭乗によって1万マイルを得ることがどれだけ大変かということは、マイラーならよくわかるからだ。

 例えば、JALマイレージクラブで最上級クラスのステータスであるダイヤモンド会員(JMBダイヤモンド)において、マイルの付与率が他のステータスより高い場合でも、東京~沖縄間を予約変更可能な料金区分「クラスJ」で飛行したところで、往復でせいぜい5000マイル程度だ。航空券代金として、8万円以上を覚悟しなければならない。

 こうした観点から考えると、1万マイルの価値は大きく跳ね上がる。今回の場合はこれに該当せず、横道にそれた感もあるが、それほどマイルというものは、飛行機好きの人びとにとって

「心に刺さる宣伝文句」

なのである。

 一利用者として魅力的な販促はどんどん進めてほしいが、正直に勝負しようする競争相手をつぶしてはならない。また、過度な販促によって、当事者が経営上大きな損失を抱えて魅力的な商品を提供できなくなることを何としても防ぐ必要がある。

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