タクシー運転席のドア開き「自転車衝突事故」 あなたはその危険性を知っているか?

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車の運転を終えドアを開けるときこそ注意しなければならない。外に人や自転車、バイクが走っていたら大事故になりかねないからだ。

事故を起こしたらどうなるのか

タクシー乗り場(画像:写真AC)
タクシー乗り場(画像:写真AC)

 ドア開け事故、つまり道路交通法第71条「運転者の遵守事項」に違反した場合、「安全不確認ドア開放等」の違反として違反点数1点、反則金は普通車の場合6000円が科され、刑罰として5万円以下の罰金に処される場合もある。

 また、事故を起こすと補償金などに関わる過失割合が争われることがある。この種類の事故の過失割合はどうなのか。基本、

「直進二輪車10%:四輪車90%」

となっている。

 四輪車の運転者はドアを開ける際、周囲の安全確認を行う必要があり、それが不十分であったために事故が発生しているので、基本的に四輪車側の過失が大きくなる。二輪車側も軽度の前方不注視(過失)があるものと考えられ、この結果が生じるとされている。

 また、二輪車が四輪車の横を通過する直近でドアが開いた場合は、二輪車に前方不注視の過失があるとはいえず、四輪車の過失が100%となる場合もある。

 その事故状況で割合に変動があるが、基本的に上記の過失割合が多い。

オランダ発祥のドア開け事故防止対策

タクシー(画像:写真AC)
タクシー(画像:写真AC)

 ドア開け事故を防ぐために何をすべきか。その対策のひとつに「ダッチ・リーチ」という防止法がある。

 ダッチ・リーチとは、降車の際にドアに近い方の手で開けるのではなく、あえて遠い方の手、右ハンドル車では左手で開ける行為のことをいう。オランダが発祥だ。そうすることで体全体が自然に右後ろに向くことになり、同時に後方確認ができる。

 この動作だとドアを大きく開けることができない。また、これは運転席にいる人だけではなく、助手席や後部座席にいる人も効果がある。このような動作を習慣づけておけば、未然に事故は防げるだろう。

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