台湾・スターラックス航空、2月売上前年比20倍 大躍進の裏にあった御曹司の“復讐劇”とは

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台湾を拠点とするスターラックス航空の2月の売上高は、前年同期比20倍となる約62億円に到達した。2018年設立の同社、いったいどんな企業なのか。

サービス品質の基盤は「安心感」

本部ビルにある消火トレーニングシミュレーションキャビン(画像:スターラックス航空)
本部ビルにある消火トレーニングシミュレーションキャビン(画像:スターラックス航空)

 スターラックス航空について、多くの乗客が

「グランドスタッフとCAさんはプロフェッショナルで親切だ」
「機内食は高級でおいしかった」
「また乗りたい」

と高く評価している。この評価の背景には、同社のサービス品質に対するこだわりがある。それは

「安心感こそがすべてのサービス品質の基盤である」

と一言でまとめられる。

 広報担当者によると、張国イ氏はエバー航空にいたときから、

「乗客が安心した状況でなければ、サービスのレベルや品質を感じることはできない」

と常にスタッフに指示していた。この理念は今も貫かれ、スターラックス航空が創設された後、本部のトレーニングセンターに対するこだわりでわかる。

 スターラックス航空の本部は、

・緊急手順トレーニングシミュレーションキャビン
・消火トレーニングシミュレーションキャビン
・キャビンドアトレーニング装置
・各種トレーニング教室

を導入しており、サービスのすべてのプロセスを管理している。十分に訓練されたスタッフが自信を持ってサービスを提供するのが、同社のフライトエクスペリエンスが評価される理由かもしれない。

 ハードウエアの面では、すべての機材がBMWグループのデザインワークスチームによって設計され、金色と黒色が主要な色合いとして使用されている。

 これらの色合いは、機内全体を高級感あふれるものにし、乗客たちに快適で温かみのある雰囲気を提供している。また、機内食は、ミシュランの一つ星を獲得した有名レストランLONGTAIL TAIPEIや、胡同燒肉丼飯、復興空廚、伯蘭爵香檳などといった台湾で有名な飲食ブランドが提供される。

 最後に、スターラックス航空は台湾で唯一のファーストクラスを提供する航空会社である。ファーストクラスシートは、ゼログラビティ座席で、マッサージ機能も付いている。そのほかにミニバーも完備しており、旅客がいつでも飲み物を楽しめるようになっている。

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