MINIが示す近未来モビリティ 「走る隠れ家」に込められた運転の先にある体験とは
香りやサウンドの演出も
MINIビジョンアーバノートは、完璧な体験を目指して、五感すべてに働きかける。このため香りとサウンドの演出もインテリア形成の本質的な一部となっている。
BMWグループのアロマデザインを担当するアナベル・コフィネは以下のように説明する。
「五感すべてに訴えることを目指した全体構想から、まったく独自の、忘れ得ない体験が現れるのです。香りの個人的な体験は文字どおり体に記憶されていて、ポジティブな雰囲気や体験を後から思い出すきっかけにもなり得るものです。そこで私たちは一歩を進めて、特に記憶に残る瞬間との極めて個人的なつながりを作り出そうとしています」
「同時に、MINIブランドの個性を香りの記憶に結び付けたいとも考えています。このブランドのメッセージは吐息のように捉えにくいけれども爽快で、思いがけず感情をゆさぶるもの、いわば世界のどこでも再会を感じさせるものになります。それは決して刺激的ではなく、ウェルカム・シナリオと感じられるものになるはずです」
感覚的経験を一層調和的なものにするため、サウンド・クリエイティブ・ディレクターのレンツォ・ヴィターレがウェルカム・シナリオの香りの様々な調合を音響に翻訳した。彼はウェルカム・サウンドを構成したほか、Chill、Vibe、Wanderlustの各モーメントのための音楽も作曲している。例えばChillモーメントでは、天井に木の葉を投影する光の演出とともに、インテリアを満たす森の葉ずれや小川の流れの穏やかなサウンドスケープに包まれることになる。このように音響によってリラックス体験が完全なものになる。WanderlustおよびVibeモーメントのためにもそれぞれの音楽が用意されており、室内でも野外でも再生することができる。
アナログ・ラブ、デジタル・コネクション
MINIのモーメントのもう一つの特徴は、統合的デジタル技術でアナログ的な体験を強化し、あるいは豊かにすることである。「Analogue Love, Digital Connection」のコンセプトが車両全体に現れている。例えば、いくつかのアナログ面に追加的なデジタル面が組み込まれている。MINIトークンを置いてMINIモーメントを開始できるテーブル、有機ELディスプレイ付きランプ、室内の布の下またはフロントとリヤのLEDマトリックスなど、いずれもアナログ世界とデジタル世界を融合させて新しい没入型体験をもたらすものである。BMWグループのモデル製作によって、これらすべてが現実の車両モデルで体験できることになった。