MINIが示す近未来モビリティ 「走る隠れ家」に込められた運転の先にある体験とは

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MINIが、新しいモビリティの形「MINIビジョンアーバノート」を公開。「クルマで何を体験したいか?」を考え、運転の先までを指向するモーメント(体験)としてまとめた。そのモーメントであるChill(くつろぎ)、Wanderlust(旅への憧れ)、Vibe(雰囲気)の中身とは。

あらゆる側面でサステナビリティを実現

「MINIビジョンアーバノート」(画像:BMWグループ)。
「MINIビジョンアーバノート」(画像:BMWグループ)。

 多くの分野と同じく、MINIビジョンアーバノートもサステナビリティを重視している。このクルマではいろいろな面でサステナビリティを直接理解し経験することができる。このコンセプトの出発点はMINIの特質である「空間の賢明な利用」にある。すなわち可能な限り小さい占有面積で最大の容積を提供する。

 MINIビジョンアーバノートは車高を高くとっているため、全長わずか4.46mの中に多様な使い方のできる容積を確保している。また電気駆動によって、車両単体でのゼロ・エミッション・モビリティが実現している。また別の局面として、車両をモビリティ以外にも活用できることが挙げられる。停車中の車両を都会的なスペースとして利用できるため、滞在時間・利用時間が大きく延びる可能性がある。

 さらに、MINIビジョンアーバノートは資源の責任ある取り扱いをも重視している。そのためコンセプトの段階から一貫して、コンポーネントを減らすこと、無用な資源消費を避けることを主眼としてきた。この考えに沿って実現したのが、例えばダッシュボードに二重の機能を持たせてデイベッド兼用にしたこと、あるいは有機ELを使用した円形のセンターディスプレイをテーブルに載せ、Chillモーメントではスタイリッシュなランプに変身させることなどである。同様に、カバー類を交換可能とすることなどにより使用寿命を長くすることも重視している。またインテリアにはクロムメッキやレザーを使用しない方針で、MINIの次世代モデル・シリーズではこれを実現する予定である。

高品質とサステナビリティを目指す素材の革新

 MINIビジョンアーバノートの室内にはリサイクル素材が多く用いられ、ほとんどが再生ないし再利用可能な素材となっている。インテリアに用いられる主な素材はウール、ポリエステル、テンセルなどのリサイクルされた繊維製品である。これらは快適さ、高品質、柔らかさを兼ね備えている。

 また、デザイナーは特に単一の素材からなるソリューションを重視した。単一素材の製品はリサイクルが容易であるためだ。ステアリング・ホイールおよびフロアの一部には再生・再利用可能な材料であるコルクが用いられており、自然な手触りによって特別なアクセントを醸成するとともに、空間に快適な自然感を持たせる一助ともなっている。全体としてMINIビジョンアーバノートの素材コンセプトは、サステナブルに設計されたインテリアが持ち得る最高の視覚的・触覚的品質を示している。

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