空の新サービス続々! ドローンの新潮流 機体だけじゃ売れぬ ソニー・ヤマハも強み活かす

キーワード :
, , , ,
「Japan Drone 2021」が開催。単なる空撮用のドローンはもはや飽和状態で、圧倒的シェアを誇る中国勢のほか、国内大手や新興も、自社の強みの技術で差別化を図る。従来のドローンのイメージは大きく覆りつつある。

機体メーカーは協業相手? ヤマハの思惑

テラ・ラボが出展した「テラ・ドルフィン4300」(竹内 修撮影)。
テラ・ラボが出展した「テラ・ドルフィン4300」(竹内 修撮影)。

 ヤマハは現在、二重反転ローターを使用してダウンウォッシュを強化した電動マルチロータードローンの「YMR-08」を開発して機体市場に参入している。また産業用無人ヘリコプターにLiDAR(レーザーレーダー)を搭載して森林を計測し、データ解析を行うサービス事業も開始するなど、機体とサービスの両面で他社にはないソリューションを展開、ドローン市場での存在感を高めている。

 電動ドローンには連続飛行時間が短いという難点があるが、ヤマハは産業用無人ヘリコプター「FAZAR」のエンジンを応用したドローン用ハイブリッドシステムの開発にも着手しており、「Japan Drone 2021」にコンセプトモデルの「SHEV」を出展している。

 ヤマハの担当者によれば、SHEVは国内外のドローン機体メーカーへの販売を想定して開発を進めているという。ドローン機体市場の最前線で熾烈な競争に直面し、ユーザーのニーズも把握している機体メーカーと協力することで、ドローンを使用する新たなサービスが開拓できる可能性も十分あると考えられる。

 空撮用ドローンの機体の世界市場では中国メーカーの後塵を拝している日本企業だが、今回の「Japan Drone 2021」に展示されたサービス、新たなサービスを開拓できる可能性を秘めたハードウェアの展開によっては、日本がドローンの世界市場でのプレゼンスを増すことも不可能ではないと筆者は思う。

全てのコメントを見る