転落防止の強い味方 「昇降式ホーム柵」は関東でも広まるのか

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ホームの転落防止や接近する列車との接触を防止するホーム柵。昇降式、可動式、それぞれのメリット・デメリットとは。

昇降式ホーム柵は今後増加する?

マルチフルスクリーンホームドア(画像:JR西日本テクシア)
マルチフルスクリーンホームドア(画像:JR西日本テクシア)

 さて、今後は昇降式ホーム柵が増加するのだろうか。

 ドア数が異なる列車が数多く発着する関西では、列車のドア数に合わせてホームドアが移動する「マルチフルスクリーンホームドア」が開発中で、2023年春開業予定のうめきた地下駅(大阪市)に導入される予定だ。さらに近畿日本鉄道では、ホームドアがホーム下に沈む可動式ホーム柵を開発中である。

 また関東でも、ホームドアの開発は進んでいる。従来の可動式ホーム柵よりも構造を簡素化し、重量や費用を抑えた「スマートホームドア」の導入を決定し、2020年2月の京浜東北線の蕨(わらび)駅を皮切りに、導入を始めている。

 ほかにも、デジタルサイネージ付きのホームドアも登場し、広告だけでなく行き先案内や運行情報も知らせてくれる機能を持ったものまである。

 しかしそれでも、昇降式ホーム柵をはじめとするホームドアの安全性や費用面、ホームドアと列車の扉開閉時の連携方法など、解決するべき課題は山積みである。

 ホームドアには数多くの種類があるが、それぞれ長所と短所があるため、各路線に合ったものを導入する必要がある。今後のホームドアはますます、ラインアップに富んでいくだろう。