東武野田線5両編成化 2024年度開始も「混雑率上昇」「積み残し発生」は本当に大丈夫なのか

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東武が4月28日、2024年度以降、野田線用の新型通勤形電車導入を発表。これまでの6両編成から5両編成に減らすとした。本当に大丈夫か。

「幹線」と位置づけられた野田線

野田線の顔、60000系(画像:岸田法眼)
野田線の顔、60000系(画像:岸田法眼)

 東武鉄道(東武)野田線は大宮~船橋間62.7kmの路線で、伊勢崎線、日光線と並ぶ「幹線」と位置づけられている。途中の柏でスイッチバックすることから、列車の運転区間も大宮~柏間、柏~船橋間が中心である。

 野田線が幹線と位置づけられるほどの大動脈なのは、大宮、春日部、流山おおたかの森、柏、船橋は東京方面への乗換駅だからだ。沿線は東京近郊のベッドタウンに成長し、都市間輸送を担う。

 長らく各駅停車のみ運転されており、地味な存在だったが、2016年3月26日のダイヤ改正で待望の急行が登場。当初、急行運転区間は大宮~春日部間と短かったが、同区間は最速14分で結ばれ、各駅停車に比べ約7分短縮された。のちに春日部~運河間を除く全線に拡大され、利便性が向上した。

 さらに、2017年4月21日のダイヤ改正で特急「アーバンパークライナー」が登場。2015・2016年12月に浅草発運河行きの臨時特急「きりふり267号」が運転され、通勤客から好評を博したことから定期列車に格上げされたもので、一部区間では特急料金不要とした。

 東武が清水公園駅前に開発した分譲住宅のソライエ清水公園アーバンパークタウンことも含め、野田線は成熟の域に達したかに思えたが、2022年4月28日に衝撃の一報が入る。東武は2024年度以降に野田線用の新型通勤形電車導入を発表し、これまでの6両編成から5両編成に減らすというのだ。