木くずや微細藻類がジェット燃料に 国産の「持続可能な航空燃料」を使った定期便フライト成功

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NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が主導する取り組みの一環として、持続可能な代替航空燃料(SAF)を使いJAL・ANAの定期便が運航された。SAFは、木くずや微細藻類が原料に使われている。

国内幹線の定期便でSAFを使用

 17日(木)のJAL515便(羽田→新千歳、エアバスA350-900型機)は、木くず原料と微細藻類原料の2種類を同時に搭載し運航。使用燃料約8700リットルのうち、木質バイオマス原料SAFは2195リットル(25%)、微細藻類原料SAFは938リットル(11%)が使われた。うち純バイオジェット燃料は、木くず由来が283リットル(3%)、微細藻類由来が1リットル(0.01%)だった。

 同じ日のANA031便(羽田→伊丹、ボーイング787-8型機)は、微細藻類原料燃料を搭載。使用燃料約5000リットルのうち、微細藻類原料SAFは988リットル(20%)でさらにそのうち純バイオジェット燃料は38リットル(0.8%)だった。

 JALグループは、2030年には全燃料の10%をSAFに置き換えることを目指しており、その一環として海外では、当社が出資をしている米Fulcrum BioEnergy, Inc.などから供給されるSAFの搭載を計画している。

 ANAも、温室効果ガス排出量削減に向けて、SAFの研究開発や量産、サプライチェーンの構築などに取り組んでいく方針だ。

 NEDOは今後、想定されるSAFの本格普及に向け、大規模に安定して製造する技術の開発や製造コスト低減の研究を続けていくとしている。

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