大みそかの「終夜運行」 実は、コロナ前からやめる路線が増えていた!

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大みそかの深夜に寺社へ赴き、日付が変わって元日を迎えたと同時に「初詣」を行う――。そんな正月の風物詩が、少しずつ変わり始めている。

変わる初詣、終夜運転は今後も減少か

日中の神社への初詣のイメージ(画像:写真AC)
日中の神社への初詣のイメージ(画像:写真AC)

 このように全国各地の寺社では、コロナ禍での対応をどんどん進めている。

 除夜の鐘を実施するところではオンライン中継も広く行われている。ちょっとやり過ぎ感もあるが、授与品をオンラインショップのような型式で頒布し、参拝する「手間」すら省いている寺社も出てきている。

 こうして「初詣は空いている時にいけば良いもの」という意識は確かに広がり、終夜運転の需要を減少させつつある。

 考えてみれば、夜中に電車に乗って遠くの寺社へ弐年参りに出かけるというのも、確かにおかしな話だったのだ。なぜなら、たいていの地域には氏神さまがいるのだから。

 実際、筆者の住む地域でもコロナ禍になり、普段は人の少ない地元の神社も、ここ2年の間は弐年参りのスポットとして賑わうようになってきている。

「初詣 = 電車で有名神社に参拝すること」というスタイルが過去のものとなりつつある中で、今後も終夜運転は減っていきそうだ。

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