高級車の代名詞! ロールスロイスのマスコットは英国貴族の「超美人秘書」がモデルだった?
高級車を代表するロールスロイスといえば、ボンネットに装着されたフードマスコットが有名だが、その誕生から普及までには知られざる物語があった。
ひざまずいたバージョンも登場したワケ

その部門とは、通常はガスタービン・エンジンのタービンブレードを製造している精密鋳造部門だった。ここではサイクスの工房に優るとも劣らない精度での製造が行われたと言われている。
スピリット・オブ・エクスタシーにはもうひとつ面白い話がある。それは、1930年代の終わりに登場した「Kneeling」すなわち片ひざを着きひざまずいたデザインのモデルである。
1930年代半ばにサイクスが新たにデザインしたこの仕様が登場した理由は、公式には、スポーティなデザインのボディを架装したモデルにも似合うものと当初は説明された。
しかし、そもそもフォーマルユースがほとんどだったこの時代のロールス・ロイスにおいてスポーティーモデルは異例かつ極めて少数であり、本当のところは身分の高い人物が乗る場合に合わせたものと言われている。
ことの始まりはとあるアラブの王侯貴族からのリクエストだったと伝えられている。
しかし、イギリス女王専用車もまた過去から近年までというものスポーティなデザインには無縁なフォーマルリムジンであるにも関わらず、通常はニーリング・タイプを装着していることから、身分の高い人物に敬意を現すためのデザインという話に関して、その信ぴょう性は高いと思われる。