高級車の代名詞! ロールスロイスのマスコットは英国貴族の「超美人秘書」がモデルだった?
高級車を代表するロールスロイスといえば、ボンネットに装着されたフードマスコットが有名だが、その誕生から普及までには知られざる物語があった。
マスコット・コンテストでグランプリ受賞!

1920年、スピリット・オブ・エクスタシーはパリで開催された国際的なフード・マスコット・コンテストでグランプリを受賞した。このことはその芸術的価値が国際的に認められたことを意味していた。
ちなみに1911年の正式採用から1948年までというもの、全てのスピリット・オブ・エクスタシーは、サイクスの工房でひとつひとつロストワックスによって鋳造製作されていた。
当初は純銀とうわさされていたその素材だったが、これは正しくなく、1914年まではニッケル合金製の本体に銀メッキを施したもの、1915年以降は変色しがちだった銀メッキをやめ、ニッケル合金製の表面を磨き上げミラーフィニッシュしたしたものとなった。
製造現場で鋳型から出された作品は、硬質研磨材による数段階の磨きの後、サクランボの種を細かく砕いた微細な研磨材で仕上げられた後、濡らしたタバコの葉に包まれて保存された。
この方法であれば数か月は輝きがくもることはなかったといわれている。
1928年までは全ての作品はサイクス自身の手で最終検査が行われていたという。その後、車両の生産台数が増加するに従ってサイクス自身による検査は省略されることとなったが、それでもサイクスの工房で入念に仕上げられるという工程に変化はなかった。
しかし第2次世界大戦後の1948年に至ってさらに車両の生産台数が増えたこともあり、スピリット・オブ・エクスタシーはロールス・ロイスのファクトリー内で製作されるようになった。