旧車を冷遇する「自動車行政」 日本の役人は栄光の“技術遺産”を海外流出させる気なのか
歴史的価値を持ち、日本の自動車産業の“生き証人”とも言えるヒストリックカー(旧車)。しかし、国の税制は、そんな貴重な旧車に厳しいものとなっている。
日本の貴重モデル、海外流出を恐れも
さらに日本の場合は、ナンバープレート登録を管轄する運輸支局が変わらない限り、どんなに古いナンバープレートであっても使い続けることができる。
具体的には、運輸支局が品川であれば「品」一文字の個体は1950年代から1960年代初めに登録された車両であるし、それよりさらに古い場合は、運輸支局を意味する文字自体が存在しない番号だけとなる。
すなわち古いナンバープレート=ヒストリックカーというのは一目瞭然であり、名義が変わった回数がゼロのワンオーナーカー、もしくは同一支局内での名義変更のみという地域に根付いた、さらに貴重な個体と見ることもできる。
こうしたクルマをより大切に維持してもらう意味でも、優遇制度を導入したいところである。
日本での将来的なヒストリックカー政策は、正直言って現時点ではほとんど期待できない。しかし今ここできっちり対応策を講じておかなければ、日本で誕生した貴重なモデルの海外への流出は止めることはできない。
関係各所の英断を期待したいところである。