旧車を冷遇する「自動車行政」 日本の役人は栄光の“技術遺産”を海外流出させる気なのか
歴史的価値を持ち、日本の自動車産業の“生き証人”とも言えるヒストリックカー(旧車)。しかし、国の税制は、そんな貴重な旧車に厳しいものとなっている。
移動走行距離に制限が設けられるワケ
この他、EU圏内の諸国においても、何らかのヒストリックカーやクラシックカーと呼ばれる車両に対する優遇措置が存在しているのが現実である。
ちなみにアメリカでは、州ごとによって状況が異なっているものの、いわゆる25年ルールによって製造から25年を経過した車両については、安全基準対策が免除されるほか、厳しい排気ガス規制の面でも、触媒などの装着を免除するといった優遇されている例が多い。
こうしたクルマは、おおむねヒストリックカーを意味するナンバープレートが交付されており、識別は容易である。
ただし、こうした車両は税制その他で優遇される一方、移動走行距離の制限などが課せられる場合もある。要するに、動かすのはイベントやショーなどに限るという、実際の運用スタイルに合わせたものとなっているということである。
さて、ここからの話は筆者の願望がメインとなる。
何しろ筆者自身の所有車は、初年度登録1984(昭和59)年。現在のナンバープレートになったのは1987年である。
ヒストリックカーというほどは古くはないかもしれないが、車外部品でモディファイされているのはショックアブソーバーのみであり、他はフューエルホースやブレーキホースなどの規格品かつ汎用性がある消耗部品を除いて、全てオリジナルである。
タイヤも新車装着品が特殊な規格およびサイズだったため、同じモノを苦労して調達している。