タクシーはそもそも「公共交通機関」なのか? 乗客とドライバーに漂う微妙な空気、15年ぶりの運賃値上げで考える

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以前から議論されているが、タクシーは「公共交通機関」なのだろうか。また利用客からもそう認識されているのだろうか。

初乗り運賃は500円に

タクシー(画像:写真AC)
タクシー(画像:写真AC)

 都内のタクシー料金が15年ぶりに値上げされる。これにより、タクシー業界はどのように変わるのか。また、現場にどのような影響を及ぼすのか。これまで、運賃トラブルは業界の抱えるトラブルの最大要因だったが、今回の値上げで、タクシードライバーと乗客の空気は以前にも増してギクシャクするのだろうか。

 国土交通省によると、2021年末以降、値上げを巡って、都内23区と三鷹市、武蔵野市で営業するタクシー会社から、改定検討に必要な申請があった(全車両数の7割超)。それにより、国交省が適正な値上げ率を算出。「物価問題に関する関係閣僚会議」で了承され、11月中旬に値上げする運びとなった。

 今回、初乗り料金が420円から500円になるほか、233mごとに80円加算されていた運賃が255mで100円ずつ加算されることとなった。値上げを断行した背景には、

・コロナ禍による客の減少
・原油高による燃料費の高騰
・ドライブレコーダー設置
・キャッシュレス決済の導入

などの、安全性や利便性に関する費用の増加がある。