市販車なのに年間生産わずか100台! 1960年代のアメリカで流通していた「ドラッグレーサー」をご存じか

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現代では考えにくい特異なモデルの自動車が販売されてきた自動車史。そのひとつ、60年代アメリカに登場した「市販ドラッグレーサー」は、年間生産わずか100台という極めて稀な市場展開がなされたもでるだった。

5年弱で消えた純正ドラッグレーサー

 こちらは質素なルックスではあったものの、ヘッドライトのハイビーム側を潰してラムエアインテークとしていたこと、巨大なインテークマニホールドとデュアル4バレルキャブレターをクリアするため、ボンネットに大きなバルジが設けられていたことで、相応に迫力のあるルックスとなっていた。

 この2台はそれぞれ1963年と1964年を代表する市販ドラッグレーサーであり、しかも販売当時のオリジナルルックスのまま保存されているという、極めて貴重な存在である。

 どちらも市販車でありながら、ドラッグレーサーとしてのパフォーマンスはSS1/4マイル(いわゆる0-400m発進加速)が12秒前後を記録できた。

 これら市販ドラッグレーサーは、1966年以降になると有力なディーラーによるカスタムモデルとして製作販売されるようになり、メーカー純正としては姿を消すこととなる。

 5年足らずの間だけ存在した純正ドラッグレーサー。それは厳しいメーカー間の新車販売戦争から生まれた特異なモデルだった。

 そして現在はその全てが高額なコレクターズアイテムカーとして取引されている。

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