市販車なのに年間生産わずか100台! 1960年代のアメリカで流通していた「ドラッグレーサー」をご存じか
現代では考えにくい特異なモデルの自動車が販売されてきた自動車史。そのひとつ、60年代アメリカに登場した「市販ドラッグレーサー」は、年間生産わずか100台という極めて稀な市場展開がなされたもでるだった。
衝撃、標準モデルより100kg軽い車体

ただしこの固体に搭載されているエンジンは426マックスウェッジ・ラムチャージャー・シリーズ1と呼ばれていた純粋なドラッグレース用のレースエンジンであり、13.5:1という極めて高い圧縮比から425hpの最高出力を発揮していた。
ちなみにこの最高出力の数値は、ライバルを安心させるためのダミーとも言われており、その実力は500hpを超えていたとも言われている。
さらに、この固体は生産台数が数十台と言われていたファクトリーライトウェイト仕様であり、ボンネットフード、フロントフェンダー、ドア、バンパーなどがアルミ製となっていたことに加えてアンダーコート類も全て省かれており、標準ボディよりも100kg前後も軽量だった。
そしてもう1台は、1964年型のフォード・フェアレーン・サンダーボルトである。
フォードのラインナップの中ではベーシックなインターミディエイトカーだったフェアレーンの中でも、一番シンプルだった2ドアセダンボディをベースに、こちらも純粋なレース用エンジンだった427サイドオイラーを搭載していた。
このエンジンのスペック上の最高出力も425hpだったが、その実力はやはり500hpオーバーとうわさされていた。
生産台数は100台少々であり、その全てがFRP製のボンネット、フロントフェンダー、ドア、トランクリッドなどの軽量パーツが最初から装備されていた。