ポルシェが首位でも、ランキングの「4割」を独占――リセール価値で輝く日本車メーカーの正体
新車価格が10年で57.2%上昇する一方、EVは5年で価値が57.2%減少。車はもはや移動手段ではなく資産管理対象へと変質し、中古市場がその真価を左右し始めている。
先行きの見えない経済下での「資産」

数年後の車の価値を割り出す作業には、走った距離や品質のばらつき、さらには世の中の情勢まで、実に多くの要素が絡み合っている。JDパワーが持つ膨大な統計と、ALGの知見を合わせることで、将来の市場価格を高い精度で予測できるようになった。
新車を導入する際や中古車を選ぶときに、手放すときの価格をあらかじめ見極めておくことは、手元から出ていくお金を最小限に抑えるために欠かせない。
価格の高騰が止まらない今の市場において、車はもはや使い潰すだけのものではないだろう。持ち主の手元で価値を保ち続ける、一種の資産へと姿を変えている。こうした視点を持つことこそが、先行きの見えない経済環境で不利益を避けるための、現実的な手立てとなるはずだ。