あなたの愛車の色は何ですか? 「売るならホワイト一択」とよく聞きますが、その選択は本当に自由なのでしょうか

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2025年の世界調査で、車体色の75%はホワイト・ブラック・グレーに集中。資産価値と生産効率が無彩色を押し上げる一方、EV拡大で有彩色も台頭し、色選びは経済合理と自己表現の分岐点となっている。

色彩技術と表現性の向上

2025年 世界自動車人気色リポート。
2025年 世界自動車人気色リポート。

 アクサルタのロバート・ループ博士が指摘するように、現代の塗装技術は、耐久性や持続可能性といった実用性を守りながら、これまでにない深みや揺らぎのある色合いを表現できるまでになっている。

 もしあなたの愛車がブルーであるなら、それは世界の有彩色のなかで最も多くの共感を集めている色を選んでいるということだ。一方で、グリーンやゴールドのように選ぶ人が限られる色をあえて手にしているなら、それは市場の画一的な流れに背を向け、独自の価値観を貫いている証左といえるだろう。

 70年以上にわたる調査の足跡をたどれば、車の色がたどり着いた地平が見えてくる。それは見た目の美しさだけではない。

・無彩色を選んで将来の換金性を賢く確保するか
・わずかな有彩色のなかに自らの意思を込めるか

2025年の最新データが描き出しているのは、効率を優先する社会の仕組みと、そこに抗おうとする個人の意志とのせめぎ合いそのものである。

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