ガソリン200円台! 「EVに乗れば問題なし」は本当か?――ホルムズ海峡危機が映す日本の依存構造とは
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石川県珠洲市でガソリンが1リットル201円に急騰、原油価格は40%超上昇。ホルムズ海峡の緊迫が日本の燃料価格を直撃し、EVへの単純置き換えでは解決できない交通エネルギーの脆弱さが浮き彫りになった。
供給依存の現実

ホルムズ海峡の緊迫は、日本の交通を支えるエネルギーの脆さを示した。私たちの移動は、海上輸送、中東情勢、資源の輸入という三つの要素に依存している。ガソリンが200円に達した事実は、EVかガソリン車かといった車両形式だけでは説明できない。
この価格には、国際的な対立や地政学的リスクといった、普段意識しにくい負担が反映されている。安価で自由な移動が保証されていた状況は、決して当たり前ではなかったことが分かる。201円という数字を目の当たりにすると、特定の技術の優劣を論じる前に、エネルギー調達を海外に依存する日本の供給体制の現状を直視せざるを得ない。私たちは今、移動の価値とその代償について、根本的な問いに向き合っている。