テスラの「安全神話」に黄信号? 直近2期で微妙に悪化、市街地データ非公開で真の安全性不透明か
テスラ車のオートパイロットは636万マイル走行ごとに事故1件とされ、非使用時の159万マイルを大きく上回る。ネットワーク化された数十億マイルの実走行データから安全性向上が示される一方、統計の詳細や市街地での実態は不明で、今後のロボタクシー展開が評価基準となる。
四半期ごとの事故傾向

では、前期の2025年第2四半期はどうだったのか。
第2四半期には、オートパイロットを使用するドライバーは669万マイル(1076万6511km)ごとに1件の事故を起こした。オートパイロット非使用のドライバーは96万3000マイル(154万9798km)ごとに1件の事故が発生している。
さらにその前の2025年第1四半期では、オートパイロット使用時の事故は744万マイル(1197万3519km)ごとに1件で、非使用時は151万マイル(2430万109km)ごとに1件だった。
この2期連続のデータを見ると、わずかではあるが
「安全性は低下している」
ことになる。テスラはオートパイロット利用者は運転支援を受けないドライバーに比べ、
「事故を起こす確率が9倍低い」
と主張している。しかし2025年初めは10倍の安全性を示しており、わずかに低下していることがわかる。