「きょうも大行列や」 インバウンドばかりで乗れない「京都市民」自動運転に託すバス再生の希望

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観光公害と担い手不足に揺れる京都が、自動運転で突破口を探る。ドライバー確保が困難な中、市は4700万円を投じて実証実験を開始へ。訪日客が急増し、路線維持すら危うい状況で、2028年度の本格導入を目指す。都市交通の持続性を懸けた一手だ。

ドライバー消滅の危機

京都タワー前を走る京都市バス(画像:高田泰)
京都タワー前を走る京都市バス(画像:高田泰)

 警察庁によると、全国の大型二種免許所有者は2004(平成16)年からの20年間で

「34%」

も減少した。所有者の8割強を50代以上が占め、高齢化も深刻。処遇や労働環境の改善とともに、

・女性や外国人ドライバー
・パート勤務

の導入などさまざまな方策が示されているが、どの方策も現時点で問題解決の特効薬になっていない。

 市は2024年、市バスドライバー不足緊急事態宣言を出した。観光公害の解消と路線維持は待ったなしの課題だ。自動運転路線が広がり、ドライバー数にある程度の余裕が生まれるまで、市交通局の苦労は尽きそうもない。

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