トヨタ「ハイラックス」生産停止の衝撃! 空白の市場を独走する「三菱トライトン」、一強時代の勝算
日本のピックアップ市場は月数百台規模と小さいが、トヨタ・ハイラックス生産停止と三菱トライトンの堅調販売により構造変化が進む。供給網の脆弱性と戦略の差が浮き彫りとなり、国内市場の行方が注目される。
小規模市場で存在感増すトライトン

日本のピックアップ市場は非常に限られており、選択肢はハイラックスとトライトンの二車種に絞られている。世界全体の販売規模と比べると、それぞれ月に数百台程度と小さい。
2024年2月に発売された三菱自動車のトライトンは、発売から約1年間、月販目標200台を超え、300台前後で推移している。注目すべきは販売店舗数の差だ。トヨタと三菱の国内ディーラー数には8倍以上の開きがある。1店舗あたりの販売台数で考えると、500万円級のトライトンが毎月売れることは、各ディーラーにとって大きな収益メリットになる。
さらに新車価格の約6割にあたる残価設定が組まれ、月々の支払いを抑えられる。残価設定型クレジットを利用すれば、月2万円余りで購入可能だ。購入者の7割は40代以下で、三菱のラインアップの中でも最も若い層が中心となっている。
・月額負担の軽さ
・日常での使いやすさ
・ブランドへの信頼
が購買を後押しし、一定の支持を集めている。