トヨタ「EV7車種投入」は本気か?──米国EV市場“逆風下”でなぜ反転攻勢? 「マルチパスウェイ」戦略が迎える転換点

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EV市場の減速と保護主義の逆風が吹く中、トヨタは米国でのEV投入を加速させている。2027年半ばまでに7車種を展開し、現地生産にも踏み切る構えだ。HV依存からの転換は、トランプ再登場を睨んだ地政学的リスクへの備えでもある。

関税逆風下の現地生産戦略

トヨタのロゴマーク(画像:AFP=時事)
トヨタのロゴマーク(画像:AFP=時事)

 ブルームバーグなど複数の報道によれば、トヨタ自動車は2027年半ばまでに、7車種の電気自動車(EV)を米国市場に投入する見通しだ。現在販売中の2車種に加え、数か月以内に新たに3車種を輸入し、2026年には2車種の現地生産を始める計画である。

 トランプ政権による自動車関税の発動や、EV優遇措置の撤廃といった逆風のなか、トヨタは米国におけるEV展開で反転攻勢に出たかたちだ。

 本稿では、トヨタがEVシフトを強める背景を探る。併せて、これまで掲げてきたマルチパスウェイ戦略が転換点を迎えつつあるのかを検証する。

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