技術大国なのにパクリ? 中国1トン級ドローンが英国製に酷似! ヘンリー・フォードも戦った「特許独占」の闇とは
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中国企業が開発した無人機TP1000が、英ブリテン・ノーマンの小型機BN-2と「寸分違わぬ」設計で波紋を広げている。自国特許数で世界一となった中国が今なお設計コピーに依存する実態は、技術覇権と知財の境界線を揺さぶる。英国議会も動いたこの問題、背景には航空技術と法制度の根深い対立がある。
知財強国化する中国の攻防線

世界では技術先進国が自国の知的財産権を主張し、開発途上国に厳守を求め、それによって先進国が一方的に利益を得る構造が続いてきた。
この問題で、中国は長らく先進国の搾取や非難を受ける側だったが、今や有効特許の件数で米国を抜き、世界1位に上り詰めている。そうしたなかで起きたBN-2の設計盗用問題は、中国と西側世界の間に横たわる、古くて新しい問題である。
今のところ、TP1000が実用量産段階に至っていないことから、ブリテン・ノーマン社に実害が発生している状況ではないが、英国側がこれを放置できないのは当然だ。外交レベルで中国への抗議が行われるとともに、中国の企業活動に対する監視や規制を強めるよう求める声も強まっている。
しかし、もはや中国も一方的に叩かれるだけの国ではなくなっており、両国には将来を見据えた取り組みが求められるだろう。